- 最近声が出にくい
- 声を出そうとすると咳き込んだり、痰がからまるような感じになる
- 息が混ざったような声で相手に届きにくい
今回は加齢によって声が出にくいという悩みを持つ方にお届けします。普段の生活スタイルによっても悩みは変わってきますが、例えばパートナーが亡くなって家で話す相手がいなくなった、会社を定年退職してから話すことが少なくなった等声を出す機会が減った方に多く見られる悩みです。改善方法をご紹介しますので、ぜひ試してみて、声の健康を維持していきましょう。
年齢が上がると声が出にくくなるのはなぜ?
歳をとると声が出にくくなる理由はいくつかあります。
一つ目は、声帯や声門周辺の筋肉や組織が衰えること。歳をとるとともに、これらの組織が柔軟性を失い、弱まることがあります。その結果、声を出すのが難しくなることがあります。
また、加齢に伴って声帯や声門周辺の組織に炎症や浮腫が起こることもあります。これにより、声帯の振動が妨げられ、声が出にくくなることがあります。
さらに、加齢により声帯や喉の粘膜が乾燥しやすくなることもあります。乾燥した粘膜は柔軟性が失われ、声を出す際の滑らかさが損なわれるため、声が出にくくなることがあります。
これらの要因が組み合わさり、年齢を重ねると声が出にくくなることが一般的です。しかし、声を使うことや声帯をケアすることで、声の健康を維持することができます。
声が出にくい状態を改善する方法
声が出にくい状態を改善するために5つの改善方法をご紹介します。
声帯と喉の健康を維持する
適切な水分摂取や栄養バランスの良い食事を摂ることが重要です。喉の乾燥を防ぐために水分を摂取し、栄養豊富な食品を摂取して、声帯と喉の健康を維持しましょう。
声のトレーニング
声楽の練習や発声練習を行うことで、声帯や声門周辺の筋肉を鍛えることができます。これにより、声を出す力やコントロールが向上し、声が出やすくなる場合があります。
呼吸法の改善
正しい呼吸法を身につけることが重要です。深くゆっくりとした呼吸を心がけ、声を出す際に適切な息の使い方をすることが、声の改善に役立ちます。
声の休息
長時間の声の使用や過度な声の使用は、声帯に負担をかける可能性があります。声を出す作業の合間に十分な休息を取り、声帯に十分な休息を与えることが重要です。
コミュニティに所属する
歌のサークルや趣味のサークルなど、コミュニティに所属することで話すことや歌う機会を増やし、声を日常的に出す環境を作ります。声を出すことで声帯や声門周りの筋肉を鍛えることができます。
まとめ
自分の生活習慣を改めて確認してみると一日ほぼ声を出さなかったという日もあるのではないでしょうか?不意に声を出そうとしたときに、声が出なかったらショックですよね。今回ご紹介した改善方法を試してみて、ぜひ声を出すことを習慣化してみてくださいね。