私って音痴(おんち)?音痴の状態から改善方法まで徹底解説!

私って音痴(おんち)?音痴の状態から改善方法まで徹底解説!
  • カラオケで友達から音痴と言われた
  • 正しい音がわからず、大きな声で歌うのが恥ずかしい
  • 明らかに音程がずれていて、みんなで歌う合唱祭がつらい

音痴はどんな状態?私は本当に音痴なの?

正しい音の認識ができない、音を聴いて同じ音を発声できない、音程がずれていて正確に歌がうたえないことを音痴と言います。あるいは、音程だけではなく、声量の調整が難しい、リズムが合わない、ある音域が出ない、音程がぶれることも音痴と呼ぶそうです。

口を大きく開ける女性

音痴には種類がある

音痴には、「運動性音痴」「感受性音痴」の2種類があります。まず自分自身の状態を把握して、改善方法を探っていきましょう。

運動性音痴

運動性音痴は耳では音を正確に把握できているものの発声する際に正しい音で発声できない音痴です。そのため、自分自身でも発声している音が間違っていると認識できています。運動性音痴の場合、発声する方法を学ぶことで自分の聴こえている音と発声する音を近付ける練習が必要です。

感受性音痴

感受性音痴は正確な音自体を把握することができないため、正しい音の発声も難しい状態を言います。まずは自分の発声する音を聴く、鳴らしたピアノの音を聴く等の聴くトレーニングが有効です。

音痴に有効なトレーニングを紹介

音痴の種類や自身の状態によって、効果的なトレーニングは異なります。まずはトレーニングを試してみて、自分に合うものを見つけることから始めましょう。

音を鳴らして聴く、聴いてから発声する

運動性音痴、感受性音痴でもあったように正しい音の把握は重要です。そこでまずは音を聴くことから始め、聴いた音を出してみることからやってみましょう。

  1. ピアノ、ない場合はアプリ等を使用して「ド」の音を出します
  2. 音を出した後、5秒間聴きます
  3. 聴いた音を発声します
  4. 運動性音痴の方は、発声した音が聴いた音とズレている場合、再度1.に戻って音を出し発声をします
  5. 感受性音痴の方は、第三者の方に発声した音を聴いてもらい、高低の修正をしてもらいます

ピアノを上から弾こうとする男性

声を出すことに慣れる

話すときは気にならないのに、歌になると音程やリズムを気にしすぎて音痴になってしまうという人も少なくありません。そこでまずは声を出すということに慣れるのも音痴克服に有効です。

  1. 普段話している声で「おーい」と発声します
  2. 続いて少し先の人へ声をかけるイメージで「おーい」と発声します
  3. 最後に河川敷で川の反対側にいる人へ大声で呼びかけるイメージで「おーい!」と発声します

このトレーニングは声の強弱や声量アップのトレーニングとしても使うことが多いですが、声を出すことに慣れるという意味でも有効な方法です。歌を意識するのではなく、話すことの延長線上で発声をしてみましょう。

鼻歌(ハミング)で色々な音を出す

大きな声を出しづらい環境にいる方は鼻歌(ハミング)で色々な音を出すのも有効です。例えばお風呂で湯舟につかっている時間を利用して、鼻歌を歌ってみましょう。音程が合っている、合っていないにはこだわらず、まずは音を出すことから始めましょう。鼻歌で歌うことで、大きな音でなくても発声をすることができ、且つ自分の体を響かせる練習にもつながります。

音痴改善に効果がありそうな商品・ツール

トレーニングを実行しようとしても、なかなか音が聴きづらかったり、正しいかがわからなかったりする場合もあります。そんな時に役立つ商品やアプリ、ツールをご紹介します。

きこえるぞう

自分の声をより聴きやすくするための補助ツール。一般社団法人ハーモニー能力検定協会から発売されており、発声している自分の声を聴きながら、歌うことのできる商品です。使い方も動画でわかりやすく解説されていて、オススメです。
きこえるぞう紹介ページ

音程チェッカー

発声した音に対して、音程、オクターブ、周波数、波形を表示してくれるアプリです。自分の発声した音を第三者に聴いてもらいたくない方は、アプリを使って自分の発声している音を把握するのもひとつの方法です。また自分の発声した音がどの音なのかがはっきりとわかるため、遊び感覚で色々な声、音を出してみましょう。
音程チェッカーアプリページ

ピアノ for iPhone

音階を手軽に聴けるシンプルなピアノアプリです。筆者も発声練習で使用しています。無料のため、立上げ時広告が流れるのが難点ですが、それ以外は非常に使い勝手のいいアプリです。自宅にピアノがない方はぜひ使用してみてください。
ピアノ for iPhoneアプリページ

スマホを見て微笑む女性

音痴改善は音を聴くことからはじめよう

いかがでしたか?いろいろなトレーニング方法がありますが、筆者はまず音を聴く、声(音)を出すことに慣れることが音痴克服の第一歩と考えています。歌は話すことの延長線上にある運動です。まずは音程を気にせず発声を行い、徐々に音程を意識していくことで無理なく音痴改善、また歌を楽しいと感じることができるのではないでしょうか。苦手克服を恐れずにまずは簡単なことからチャレンジしてみてくださいね♪

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