声がかすれてうまく歌えない…。今回はそんなかすれ声を抱えて悩んでいる人たちへ、かすれている原因と改善方法についてお届けします!
声がかすれる原因とは
声がかすれる原因には、主に声帯、体調の2つを原因とするものが挙げられます。ご自身の状態に合わせて、原因を探ってみましょう。
声がかすれる原因1.声帯と息
まずは声を出す仕組みを簡単にお伝えします。
- 肺から吐き出された空気が声のエネルギー源
- 左右二枚の弁がある声帯が開閉して空気を通し振動
- 振動=音が喉から頭、胸に共鳴し声となる
上記が声を出す基本的な仕組みです。
その中で息を吐きすぎて声帯に負担をかけてしまい、声がかすれる原因になることがあります。
また声帯がしっかりと閉じてないことで息が効率的に声に変換されず、息が多く必要になっていることもあります。
息を多く必要とする状態で無理に声を出そうとすることで声帯に過度な負担がかかり、声がかすれてしまうのです。
声がかすれる原因2.喉を痛めていたり、声帯ポリープができている
風邪を引いていたり、お仕事等で声を酷使していたりすると声がかすれる原因になります。また睡眠不足の場合、喉が疲れていることもあります。
その他に声帯にイボができる声帯ポリープが原因の場合があります。声帯にイボができることで2枚のヒダを閉じることができず声がかすれてしまうのです。声帯ポリープの場合はすぐに病院に受診しましょう。
声をからさないための改善方法
ここでは声をからさないための改善方法をいくつかお伝えします。まずは試してみて、合わなかったらやめることも大切です。ぜひご自身に合う改善方法を見つけてみましょう!
声をからさないための改善方法1.息をゆっくりと吐く
声帯は多くの息を受け止めようとさせると負担が大きくなります。そこで息をゆっくりと吐くように声を出してみましょう。例えば寒い冬の夜、手を温めようと息を吹きかける感じです。まずはゆっくりと息を吐きながら、声を出す練習をしてみましょう。
声をからさないための改善方法2.ホラー映画「呪怨」で聞いた、あの声を再現
皆さんは日本の有名なホラー映画「呪怨」を見たことはありますか?呪怨の中で「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”」という何とも言えない奇怪な声が恐怖を誘うのですが、まさにこの声の出し方が声をからさないための改善方法につながる可能性があります。
「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”」という声は、声帯を閉じようとした状態で発声を行ないます。息の量を減らす、声の成分を多くする、そして声帯を閉じる働きをする閉鎖筋も鍛えられます。
声をからさないための改善方法3.適度な湿度を保った環境作り
喉を痛めたりする原因が湿度が低い部分に原因がある場合もあります。加湿器をつける等、湿度を40~60%に保ちましょう。
声をからさないための改善方法4.しっかり休養をとる
声帯は睡眠をとっているときにしか休ませることができません。声を酷使してしまった方、常日頃から睡眠不足が続いている方は、まずはしっかりと睡眠をとって休養をとることから始めてみましょう。
まとめ:自分に合う改善方法でかすれ声を治しましょう
声がかすれる原因には、声の出し方や環境によってさまざまです。無理に声を出して治そうとせず、ゆっくりと時間をかけて治していくのもひとつの手です。長い期間、改善しない場合は声帯ポリープ等の可能性もありますので、病院に受診することも視野に入れましょう。ぜひご自身にあった改善方法で無理なくかすれ声が治るといいですね!